私達は結婚したのでもう手遅れです!
なので、どんなに冬悟さんが隠しても無駄だと思う。
たとえ、ヤクザの力をもってしても人の口には戸が立てられないのだから。
一緒に暮らしていてわかったのは冬悟さんのほうが私より、いろいろ気が付くというところ。
冷蔵庫の賞味期限管理も冬悟さんがしてるし、足りないものがあれば、なくなる前にさっと補充してある。
「意外と気にするタイプだからなぁ……」
ああ見えて冬悟さんって繊細だよね
繊細といえば、矢郷組の玄馬さんも約束通り姿を見なくなった。
その妹の礼華さんも。
そして、私が誘拐された事件から礼華さんは会社を辞めた―――というより、こなくなった。
冬悟さんを甘く見ていたせいだと竜江さんは自分のことのように得意げに言っていた。
矢郷組の人達の姿も見えなくなって、矢郷組組長であるおじいちゃんの絶対権力者ぶりが目に浮かぶ。
「お姉ちゃん。今、代わるね」
たとえ、ヤクザの力をもってしても人の口には戸が立てられないのだから。
一緒に暮らしていてわかったのは冬悟さんのほうが私より、いろいろ気が付くというところ。
冷蔵庫の賞味期限管理も冬悟さんがしてるし、足りないものがあれば、なくなる前にさっと補充してある。
「意外と気にするタイプだからなぁ……」
ああ見えて冬悟さんって繊細だよね
繊細といえば、矢郷組の玄馬さんも約束通り姿を見なくなった。
その妹の礼華さんも。
そして、私が誘拐された事件から礼華さんは会社を辞めた―――というより、こなくなった。
冬悟さんを甘く見ていたせいだと竜江さんは自分のことのように得意げに言っていた。
矢郷組の人達の姿も見えなくなって、矢郷組組長であるおじいちゃんの絶対権力者ぶりが目に浮かぶ。
「お姉ちゃん。今、代わるね」