私達は結婚したのでもう手遅れです!
百花が備品の発注を終えて事務所から出てくると私と交代してくれた。
今日の仕事はもう終わり。
短大を卒業した百花は本格的に『柳屋』で働くようになった。
私がやっていた仕事をすこしずつ引き継いでいる。
「ありがとう。百花。でも、本当によかったの?公務員になるんじゃなかった?」
「それはお姉ちゃんがこの店にいたから!二人もいらないでしょ」
「それはそうだけど」
「私はね、この『柳屋』をどんどん大きくしていくわよ。目指せデパ地下出店!」
ガッツポーズを百花はきめた。
四月、小さな木箱に仕切りをいれて、プチケーキのような一口和菓子を『柳屋』が売り出したところ、インスタ映えがすると評判になった。
デパートのイベントに出したものは全て完売。
私が冬悟さんと食べたお弁当からヒントをもらって考えたものだ。
「職人さん達は大変だったみたいよ」
今日の仕事はもう終わり。
短大を卒業した百花は本格的に『柳屋』で働くようになった。
私がやっていた仕事をすこしずつ引き継いでいる。
「ありがとう。百花。でも、本当によかったの?公務員になるんじゃなかった?」
「それはお姉ちゃんがこの店にいたから!二人もいらないでしょ」
「それはそうだけど」
「私はね、この『柳屋』をどんどん大きくしていくわよ。目指せデパ地下出店!」
ガッツポーズを百花はきめた。
四月、小さな木箱に仕切りをいれて、プチケーキのような一口和菓子を『柳屋』が売り出したところ、インスタ映えがすると評判になった。
デパートのイベントに出したものは全て完売。
私が冬悟さんと食べたお弁当からヒントをもらって考えたものだ。
「職人さん達は大変だったみたいよ」