私達は結婚したのでもう手遅れです!
ハッとして、冬悟さんの前に出た。
「冬悟さんっ!結婚式のお菓子の注文を受けます!私がっ!取り仕切ってみせます!」
私がしっかりしているとこもアピールしておかねば!
姉としてっ!
「いや、帆希君に頼もうと思っている」
えっ……と出鼻をおもいっきりくじかれ、悲しい顔をすると冬悟さんが私の頭をぽんぽんと叩いた。
「帆希君のいい経験になるだろう?」
「そ、そうですね」
さすが冬悟さん。
目の前の利益ではなく、将来的な利益を考えてのことですね。
「俺に任せていいんですか」
「もちろん」
嶋倉の関係者に配るお菓子。
なかには嶋倉建設の取引先の方もいる。
帆希のお菓子を気に入ってくれたら、息の長いお得意様になるだろう。
自分の浅はかさにまたシュンッとなった。
「俺、冬悟さんに恥をかかせることがないようがんばります」
「冬悟さんっ!結婚式のお菓子の注文を受けます!私がっ!取り仕切ってみせます!」
私がしっかりしているとこもアピールしておかねば!
姉としてっ!
「いや、帆希君に頼もうと思っている」
えっ……と出鼻をおもいっきりくじかれ、悲しい顔をすると冬悟さんが私の頭をぽんぽんと叩いた。
「帆希君のいい経験になるだろう?」
「そ、そうですね」
さすが冬悟さん。
目の前の利益ではなく、将来的な利益を考えてのことですね。
「俺に任せていいんですか」
「もちろん」
嶋倉の関係者に配るお菓子。
なかには嶋倉建設の取引先の方もいる。
帆希のお菓子を気に入ってくれたら、息の長いお得意様になるだろう。
自分の浅はかさにまたシュンッとなった。
「俺、冬悟さんに恥をかかせることがないようがんばります」