私達は結婚したのでもう手遅れです!
第4話 私のことが……!?
冬悟さんが連れてきてくれたのはセキュリティ抜群のマンションだった。
私の家からもほど近く、デパートや駅などもマンションから目にすることができる賑やかな街の中心部。
マンションの隣には緑が多い公園が見え、親子連れが砂場や滑り台などの遊具で遊んでいる。
私も昔は習字やお茶のお稽古前の少しの時間、公園で遊ぶのが唯一の楽しみだった。
店の手伝いで自由な時間が少なかった私にとって、その時間だけが子供らしい時間で習い事に通うのが楽しかったことだけは覚えている。
ものになったかどうかは別としてね……
だから、窓から見える親子連れの姿や遊ぶ子供達を懐かしく眺めていた。
母はもう亡くなっていたけど、私には百花がいて、公園のジェラート屋さんやクレープ屋さんで買い食いするのが楽しみだった。
「百花、大丈夫かな……」
店には新作の桃の和菓子が並んでいた。
私の家からもほど近く、デパートや駅などもマンションから目にすることができる賑やかな街の中心部。
マンションの隣には緑が多い公園が見え、親子連れが砂場や滑り台などの遊具で遊んでいる。
私も昔は習字やお茶のお稽古前の少しの時間、公園で遊ぶのが唯一の楽しみだった。
店の手伝いで自由な時間が少なかった私にとって、その時間だけが子供らしい時間で習い事に通うのが楽しかったことだけは覚えている。
ものになったかどうかは別としてね……
だから、窓から見える親子連れの姿や遊ぶ子供達を懐かしく眺めていた。
母はもう亡くなっていたけど、私には百花がいて、公園のジェラート屋さんやクレープ屋さんで買い食いするのが楽しみだった。
「百花、大丈夫かな……」
店には新作の桃の和菓子が並んでいた。