私達は結婚したのでもう手遅れです!
私が真剣な顔で高層階の眺めを楽しんでいることに気づいた冬悟さんが部屋のブラインドカーテンを開けてくれた。
大きな窓からは遠くまで見通せて空が広く感じた。
「わぁー!こんなすごいお部屋は初めてです」
「そうですか。羽花さん。矢郷組のことが片付くまではこのマンションにいてくださいね」
冬悟さんはそう言ってカードキーを私に見せた。
カードキーを手渡してくれるのかと思ったら、それを自分の胸ポケットにしまった。
キーがなかったら、部屋からは出ることができない。
解除の仕方はあるんだろうけど、よくわからないし……
困った顔をしていると冬悟さんは優しく私の頭をなでた。
「安全になれば、出してあげれますから。それに私と一緒ならいつでも外に出てもかまいません」
「それなら、よかったです」
閉じ込められてしまったのかと、ドキドキしたけど違っていた。
大きな窓からは遠くまで見通せて空が広く感じた。
「わぁー!こんなすごいお部屋は初めてです」
「そうですか。羽花さん。矢郷組のことが片付くまではこのマンションにいてくださいね」
冬悟さんはそう言ってカードキーを私に見せた。
カードキーを手渡してくれるのかと思ったら、それを自分の胸ポケットにしまった。
キーがなかったら、部屋からは出ることができない。
解除の仕方はあるんだろうけど、よくわからないし……
困った顔をしていると冬悟さんは優しく私の頭をなでた。
「安全になれば、出してあげれますから。それに私と一緒ならいつでも外に出てもかまいません」
「それなら、よかったです」
閉じ込められてしまったのかと、ドキドキしたけど違っていた。