私達は結婚したのでもう手遅れです!
冬悟さんは私を守ると言ってくれたのは嘘じゃない。
さすがだなぁー。
えへっと笑うと冬悟さんはにっこり微笑んだ。
「ですから、羽花さんは今日からずっと私と一緒に行動してください」
「ずっと!?」
「ずっととは語弊がありますが、なるべくそばを離れないように。いつ、あいつらが襲ってくるかわかりませんから」
「は、はい!」
そう言われて気を引き締めた。
私ときたら、自分が目的と言われているのにまったく緊張感が足りてなかった。
反省しよう……
冬悟さんがボディーガードみたいに守ってくれるのだろうか。
そんな大層な身じゃないけれど、冬悟さんの責任感の強さには感服してしまう。
常連である和菓子屋の娘にここまでしてくるなんて――――するりと長い指が髪に触れて顔を上げた。
気づくと冬悟さんは私の髪をほどき、髪を一房、手にすると微笑んだ。
なにをするのだろうと思って見ていると、そっと髪に口づけた。
さすがだなぁー。
えへっと笑うと冬悟さんはにっこり微笑んだ。
「ですから、羽花さんは今日からずっと私と一緒に行動してください」
「ずっと!?」
「ずっととは語弊がありますが、なるべくそばを離れないように。いつ、あいつらが襲ってくるかわかりませんから」
「は、はい!」
そう言われて気を引き締めた。
私ときたら、自分が目的と言われているのにまったく緊張感が足りてなかった。
反省しよう……
冬悟さんがボディーガードみたいに守ってくれるのだろうか。
そんな大層な身じゃないけれど、冬悟さんの責任感の強さには感服してしまう。
常連である和菓子屋の娘にここまでしてくるなんて――――するりと長い指が髪に触れて顔を上げた。
気づくと冬悟さんは私の髪をほどき、髪を一房、手にすると微笑んだ。
なにをするのだろうと思って見ていると、そっと髪に口づけた。