私達は結婚したのでもう手遅れです!
俺のいい人の話はすっかり忘れてしまったようで、見向きもしない。
やれやれとため息をつきながら、自分のスマホを片付けた。
俺が俺の『いい人』を自慢できるのはいつになることだろう。
まあ、誰も興味はないか……
ほんの少しだけ落胆したことはいうまでもない―――
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