私達は結婚したのでもう手遅れです!
「竜江。お前が付き合っている女のことだが―――」
まどろむ私の耳に冬悟さんの話しかける声が聞こえた。
竜江さんにきっと注意をしてくれているんだと思って、ほっとした。
さすが冬悟さん。
頼れる私の旦那様ですね。
安心して眠ろう。
意識が遠のき、私はそれ以上三人の会話を聞いていなかった。
けれど、ちゃんと聞いておけばよかったと後々、後悔した。
この時の私は旅行から帰った私が竜江さんが買ったのと同じボールペンを身近なところで目にすることになろうとは、思いも寄らなかったのだった。
まどろむ私の耳に冬悟さんの話しかける声が聞こえた。
竜江さんにきっと注意をしてくれているんだと思って、ほっとした。
さすが冬悟さん。
頼れる私の旦那様ですね。
安心して眠ろう。
意識が遠のき、私はそれ以上三人の会話を聞いていなかった。
けれど、ちゃんと聞いておけばよかったと後々、後悔した。
この時の私は旅行から帰った私が竜江さんが買ったのと同じボールペンを身近なところで目にすることになろうとは、思いも寄らなかったのだった。