恥ずかしがり屋な彼氏





はぁ、今日は疲れた。
この後飯作んなきゃなんねぇのか…
あ゛、洗濯物もたたまなきゃいけねぇんだった。
めんどくせぇ~、今日はもう風呂入ったらすぐ寝ちまおっかな…。


ガチャ。


「ただい…」


バリーン!!!!!


「うおいっ!?
なんだ!?凛!!!どうした!?大丈夫か!?」


「あ゛、竜ちゃん…か、帰って来ちゃたの?」

「な、なんなんだよ?この大惨事。」


皿割れまくってるし、色んなもの出しっぱなしだし、台所ぐっちゃぐちゃじゃねぇか。


「…俺がバイト行ってる間になにがあったんだよ?」

「え゛…、いや、その…
家事をやろうと…思いまして…、洗濯物とかご飯作ったりしようと思ったんだけど…ね?」


洗濯物と聞いて竜一は焦ってタンスに向かった。


「うげぇ…、ぐっちゃぐちゃ…」

「あ~、その…た、たたみ方がイマイチ分かんなくて…」


ミスったなぁ…。もうちょっと家事をやらしてればよかったな…。
ついつい凛をお姫様扱いし過ぎるの俺の悪いとこだな。


「竜ちゃん…怒ってる?」
「バ~カ、怒ってねぇよ。
最初の方は誰だって失敗つーの。今から教えてやるから一緒に片付けるか?」

「うん!!竜ちゃんありがとう!!大好き!!」





☆終わり
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