恥ずかしがり屋な彼氏


「たっだいまぁー」


…。


「あり?竜ちゃぁ~ん?
…返事ないや。」


おっかしいなぁ。竜ちゃん今日はバイトないしもう家いるはずなんだけどな…。

凛は疑問に思って部屋に入ると竜一がぶっ倒れていた。


「竜ちゃん!?大丈夫!?」
と言って慌てて竜一に駆け寄った。

「う゛~。」

「わっ、凄い熱だ!!
どうしよ!?どうしよ!?」


…ふふふ、と凛が不気味に笑い出した。

これってチャンスじゃない?
今竜ちゃんは弱ってます!!
ということは…。


『り、凛?』

『あ、竜ちゃん起きたの?
でもまだ起きちゃダメだよ?はい、お粥作ったよ。…レトルトだけど。』

『ありがとう、凛。
…あっ、凛行かないで、そばにいて…。』


なんて!!弱った竜ちゃんを世話して私の株を上げてー…

えへ、えへへ。

よし!!今回はいつかの失敗みたいなコトはしない!!
さぁ行動開始だぁ!!


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