恥ずかしがり屋な彼氏
◇凛の天敵


う゛~、う゛~


「うるせぇぞ凛!!!
唸るんじゃねぇ!!!」

「だって…」

「そうよ。うるさいわ。ほんとよくこんなバカと付き合えるね。
さすがお兄ちゃん!!そぉいう優しいとこ好き!!」

「だぁー!!!亜美、お前も凛みたいに抱きついてくんじゃねぇ!!!夕飯作れねぇだろぉが!!!
は・な・れ・ろぉぉぉぉぉぉぉ~。」


あ゛、私が油断してる間にバカブラコン亜美のバカが私の竜ちゃんを!!!
くそ、負けるかぁぁぁぁぁ!!!

「私の竜ちゃんから離れろ~!!!このバカブラコン亜美のバカぁぁぁぁぁ~。年下のクセに調子にのるなぁ!!!!!」

「なにすんの!!
あ゛っ、服ひっぱんなぁ~。伸びる、伸びるぅぅぅぅぅ!!!」


ギャー!!ギャー!!ギャー!!ギャー!!ギャー!!





…ブチッ!



「…ん?今なんか聞こえなかった?」

「知らないわよ。それよりバカ凛!!!今度こそきっちりと白黒はっきり付けるわよ!!!!!」

「望むところだこのブラコン!!!こちとら私と竜ちゃんとの愛の巣に月一のペースで来てるアンタにそろそろ嫌気が差してた所だったから」

「あ、愛の巣って…、私のお兄ちゃんは仕方無くアンタと…」

「アンタの竜ちゃんじゃない!!!私の竜ちゃんです!!!!!!!!」


ギャー!!ギャー!!ギャー!!ギャー!!ギャー!!


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