「無加護」で孤児な私がなぜか精霊王に甘く溺愛されてます!?
その日の精霊達のざわめきは天候を乱す程であった。

ああ、なんて美しい魂の人間なんだろう―

あまりに眩くて、我々では恐れ多いほどだ

精霊たちの囁きは風となり雨となり地を揺らす。


そうだ…

ならば……

それがいい…


誰もが精霊の加護を受ける世界で、なんの加護も持たず。





一人の女の子…リリアは雷鳴と共に嵐の日に生まれた。
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