闇夜ヨルの恐怖記録 5
ずっと直してあげたいと思っていたが、西川さんに直接話しかける勇気はなかった。
男の自分が裁縫が得意だなんて言うと、いやがられるかもしれないと思って怖かった。
だから体育の授業中にこっそり盗んで、その時間帯に綺麗に縫い直したのだと言う。
予想外の動機に3人は目を丸くして顔を見合わせた。
最初は怒っていた西川さんも、きれいになったぬいぐるみを見てすっかり怒気をそがれてしまった様子だ。
「ありがとう矢野くん。でも今度からはちゃんと断ってからにしてね」
「うん、わかったよ」
お礼を言われた矢野は照れて真っ赤になってしまったのだった。
男の自分が裁縫が得意だなんて言うと、いやがられるかもしれないと思って怖かった。
だから体育の授業中にこっそり盗んで、その時間帯に綺麗に縫い直したのだと言う。
予想外の動機に3人は目を丸くして顔を見合わせた。
最初は怒っていた西川さんも、きれいになったぬいぐるみを見てすっかり怒気をそがれてしまった様子だ。
「ありがとう矢野くん。でも今度からはちゃんと断ってからにしてね」
「うん、わかったよ」
お礼を言われた矢野は照れて真っ赤になってしまったのだった。