闇夜ヨルの恐怖記録 5
「早く、行きましょう」
ジュンイチが言う。
これ以上時間が立てば余計に被害が広がりそうだ。
事態は刻一刻を悪くなっている。
再びあるき出そうとしたとき、ふとテツヤは手に持っているスポーツドリンクに視線を落とした。
『能力ドリンク』
『このドリンクは能力ドリンクです。例えば度胸を付けたい時に飲めば度胸がついて、恐怖心を消したいときに飲めば恐怖心が消えます。ただし、このドリンクはいつでも手に入るものではありません。大切に飲んでください』
カツユキが読み上げた説明書きを思い出して、ジッとペットボトルを見つめる。
「おい、なにしてんだよテツヤ」
青い顔のジュンイチに声をかけられるが、テツヤはドリンクとドアを交互に見つめるばかりだ。
ここから交番までは少し距離がある。
交番まで言って事情を説明して、更に戻ってくるまでの間に侵入者はいなくなってしまうかもしれない。
ジュンイチが言う。
これ以上時間が立てば余計に被害が広がりそうだ。
事態は刻一刻を悪くなっている。
再びあるき出そうとしたとき、ふとテツヤは手に持っているスポーツドリンクに視線を落とした。
『能力ドリンク』
『このドリンクは能力ドリンクです。例えば度胸を付けたい時に飲めば度胸がついて、恐怖心を消したいときに飲めば恐怖心が消えます。ただし、このドリンクはいつでも手に入るものではありません。大切に飲んでください』
カツユキが読み上げた説明書きを思い出して、ジッとペットボトルを見つめる。
「おい、なにしてんだよテツヤ」
青い顔のジュンイチに声をかけられるが、テツヤはドリンクとドアを交互に見つめるばかりだ。
ここから交番までは少し距離がある。
交番まで言って事情を説明して、更に戻ってくるまでの間に侵入者はいなくなってしまうかもしれない。