闇夜ヨルの恐怖記録 5
「このままあいつに激突して、取り押さえよう」
隣を走るカツユキに声をかける。
自分の声が少しも切れていないことに驚いた。
カツユキもこちらへ視線を向けて親指を立ててみせるくらいの余裕がある。
これなら大丈夫そうだ。
「そこの男、止まれぇ!!」
テツヤは叫びながら男の体に手を伸ばした。
男はギョッとして振り返るが足は止めない。
それでもテツヤたちの方が足が早かった。
男の服を掴んだテツヤはそのまま男を追い越しそうになってしまって急ブレーキをかける。
男は前につんのめるようにしてその場に倒れ込んだ。
そのタイミングを見計らったカツユキが男の上に馬乗りになった。
男はなにが起こっているのかわからない様子で目を白黒させる。
「観念しろ。じきに警察が来るからな!」
テツヤの言葉に男は観念したようにグッタリと目を閉じたのだった。
隣を走るカツユキに声をかける。
自分の声が少しも切れていないことに驚いた。
カツユキもこちらへ視線を向けて親指を立ててみせるくらいの余裕がある。
これなら大丈夫そうだ。
「そこの男、止まれぇ!!」
テツヤは叫びながら男の体に手を伸ばした。
男はギョッとして振り返るが足は止めない。
それでもテツヤたちの方が足が早かった。
男の服を掴んだテツヤはそのまま男を追い越しそうになってしまって急ブレーキをかける。
男は前につんのめるようにしてその場に倒れ込んだ。
そのタイミングを見計らったカツユキが男の上に馬乗りになった。
男はなにが起こっているのかわからない様子で目を白黒させる。
「観念しろ。じきに警察が来るからな!」
テツヤの言葉に男は観念したようにグッタリと目を閉じたのだった。