闇夜ヨルの恐怖記録 5
静かにテツヤへ近づいてみると、その前方にはグリーンの長袖を着た男が歩いているのが見えた。
「あの男、さっきから様子がおかしいんだ」
声をひそめるテツヤ。
なにがどうおかしいのか質問しようとしたとき、男が電信柱の影に身を隠したのがわかった。
道の先には白いブラウスを着た女性がいて、なにかの気配を感じ取って振り向いたところだった。
「まさか、またストーカーか?」
家に男が侵入していたときのことを思い出し、カツユキは生唾を飲み込んだ。
「わからない。でも、さっきからあの女性の後をずーっと追いかけているみたいなんだ」
テツヤがそういうのなら間違いはないんだろう。
女子生徒からモテるだのなんだのと会話をしながらも、しっかりと周囲を確認していることにジュンイチは関心した。
さすが、探偵ものが好きなだけはある。
「少し後を付けてみようか」
「でも、俺たち3人で尾行したらすぐにバレるんじゃないか?」
テツヤに言われてジュンイチは考え込んでしまった。
確かにそのとおりだ。
人数が多ければ多いほど相手の男にバレて逃げられてしまうかもしれない。
「あの男、さっきから様子がおかしいんだ」
声をひそめるテツヤ。
なにがどうおかしいのか質問しようとしたとき、男が電信柱の影に身を隠したのがわかった。
道の先には白いブラウスを着た女性がいて、なにかの気配を感じ取って振り向いたところだった。
「まさか、またストーカーか?」
家に男が侵入していたときのことを思い出し、カツユキは生唾を飲み込んだ。
「わからない。でも、さっきからあの女性の後をずーっと追いかけているみたいなんだ」
テツヤがそういうのなら間違いはないんだろう。
女子生徒からモテるだのなんだのと会話をしながらも、しっかりと周囲を確認していることにジュンイチは関心した。
さすが、探偵ものが好きなだけはある。
「少し後を付けてみようか」
「でも、俺たち3人で尾行したらすぐにバレるんじゃないか?」
テツヤに言われてジュンイチは考え込んでしまった。
確かにそのとおりだ。
人数が多ければ多いほど相手の男にバレて逃げられてしまうかもしれない。