闇夜ヨルの恐怖記録 5
失敗
ドリンクがなくても人の役に立つことはできる。
探偵としての意地とプライド、それに今まで勝ってきた経験がテツヤに自信をもたせていた。
自分は将来本物の探偵になる。
ちゃんと事務所を開設して、1人か2人従業員も雇うんだ。
街で一番信用できる探偵事務所として有名になることが、テツヤの目標だった。
「今日も街の見回りに行くのか?」
ドリンクの飲み干してしまった翌日、ジュンイチがテツヤにそう声をかけてきた。
「当たり前だろ。俺たち放課後探偵団なんだから」
テツヤはすでに見回りに行く気まんまんで準備を進めている。
「1人じゃ危ない。俺も一緒に行く」
そう言うジュンイチは手に見慣れないストラップを持っていた。
楕円形で、首にかけられるような長い紐がついている。
ジュンイチはそれを自分のカバンにくっつけはじめた。
「それなんだよ?」
「防犯ブザーだよ。何かあったときのために持ってきた」
「おいおい、冗談だろ?」
言ったのはカツユキだった。
カツユキも見回りには行く気のようで、すでに準備ができている。
探偵としての意地とプライド、それに今まで勝ってきた経験がテツヤに自信をもたせていた。
自分は将来本物の探偵になる。
ちゃんと事務所を開設して、1人か2人従業員も雇うんだ。
街で一番信用できる探偵事務所として有名になることが、テツヤの目標だった。
「今日も街の見回りに行くのか?」
ドリンクの飲み干してしまった翌日、ジュンイチがテツヤにそう声をかけてきた。
「当たり前だろ。俺たち放課後探偵団なんだから」
テツヤはすでに見回りに行く気まんまんで準備を進めている。
「1人じゃ危ない。俺も一緒に行く」
そう言うジュンイチは手に見慣れないストラップを持っていた。
楕円形で、首にかけられるような長い紐がついている。
ジュンイチはそれを自分のカバンにくっつけはじめた。
「それなんだよ?」
「防犯ブザーだよ。何かあったときのために持ってきた」
「おいおい、冗談だろ?」
言ったのはカツユキだった。
カツユキも見回りには行く気のようで、すでに準備ができている。