闇夜ヨルの恐怖記録 5
「ジュンイチは頭は良いけれど少し慎重すぎるんだ。犯人を捕まえるためには勢いも必要だ」
カツユキが小枝を拾って振り回しながら言う。
テツヤもその意見には賛成だった。
一番最初にドリンクを飲んだ時、恐怖心が消えていったのを感じた。
だからこそ動くことができたんだ。
ということはビクビクしていてはなにもできないということだ。
恐怖心を捨てて立ち向かえば次だってきっとうまくいく。
ようやくカツユキが追いついてきた音が聞こえてきたとき、細い道路を挟んで向こう家から帽子を深くかぶった男が飛び出してくるのが見えた。
男は玄関からではなく、窓から転げるようにして逃げ出してきたのだ。
3人はその光景に足を止めて、一瞬頭の中が真っ白になる。
だけど今のは明らかに様子がおかしい。
この家の人じゃなかったのかもしれない。
そう判断したテツヤはすぐに家の玄関チャイムを鳴らしてみた。
中からは誰も出てこないし、人がいるような気配も感じられない。
次に男が出てきた窓から室内を見ていた。
そこはリビングルームのようだが引き出しはすべて開けられ、中のものが散乱している。
カツユキが小枝を拾って振り回しながら言う。
テツヤもその意見には賛成だった。
一番最初にドリンクを飲んだ時、恐怖心が消えていったのを感じた。
だからこそ動くことができたんだ。
ということはビクビクしていてはなにもできないということだ。
恐怖心を捨てて立ち向かえば次だってきっとうまくいく。
ようやくカツユキが追いついてきた音が聞こえてきたとき、細い道路を挟んで向こう家から帽子を深くかぶった男が飛び出してくるのが見えた。
男は玄関からではなく、窓から転げるようにして逃げ出してきたのだ。
3人はその光景に足を止めて、一瞬頭の中が真っ白になる。
だけど今のは明らかに様子がおかしい。
この家の人じゃなかったのかもしれない。
そう判断したテツヤはすぐに家の玄関チャイムを鳴らしてみた。
中からは誰も出てこないし、人がいるような気配も感じられない。
次に男が出てきた窓から室内を見ていた。
そこはリビングルームのようだが引き出しはすべて開けられ、中のものが散乱している。