闇夜ヨルの恐怖記録 5
「泥棒だ!」
とっさにテツヤは叫んでいた。
さっきの男はきっと泥棒だ。
この家に住人がいないことを確認して侵入して、なにかを盗んで逃げたに違いない。
すぐに男を追いかけようとしたテツヤをジュウンイチが止めた。
「待て! 家の中に誰かいないか確認しないと!」
「なに言ってんだよ。さっきチャイムを鳴らしても誰も出てこなかっただろ」
それより犯人を追いかける方が先だと思ったが、ジュンイチの目が涙で潤んでいることに気がついてハッとした。
そうか、中から返事がないのは誰もいないからという理由だけじゃない。
あの男に攻撃されて出てこられない状態でいるかもしれないんだ!
そう理解した瞬間恐怖心が体を包み込んだ。
逃げていった男は手にナイフとか、凶器になるものを持っていなかったか?
思い出そうとしても思い出せない。
「とにかく中に入って人がいないか確認しよう。それから警察に連絡だ」
ジュンイチは強い声で言い、窓から室内へと入っていったのだった。
とっさにテツヤは叫んでいた。
さっきの男はきっと泥棒だ。
この家に住人がいないことを確認して侵入して、なにかを盗んで逃げたに違いない。
すぐに男を追いかけようとしたテツヤをジュウンイチが止めた。
「待て! 家の中に誰かいないか確認しないと!」
「なに言ってんだよ。さっきチャイムを鳴らしても誰も出てこなかっただろ」
それより犯人を追いかける方が先だと思ったが、ジュンイチの目が涙で潤んでいることに気がついてハッとした。
そうか、中から返事がないのは誰もいないからという理由だけじゃない。
あの男に攻撃されて出てこられない状態でいるかもしれないんだ!
そう理解した瞬間恐怖心が体を包み込んだ。
逃げていった男は手にナイフとか、凶器になるものを持っていなかったか?
思い出そうとしても思い出せない。
「とにかく中に入って人がいないか確認しよう。それから警察に連絡だ」
ジュンイチは強い声で言い、窓から室内へと入っていったのだった。