闇夜ヨルの恐怖記録 5
そこにはさっき逃げたはずの男がいて、後からジュンイチの首にナイフを突きつけていたのだ。
ジュンイチは真っ青でガタガタと震えている。
「こいつを落としてしまってね、戻ってみればお前らがいたんだ」
深く帽子をかぶった犯人が右手に持ったスマホを見せてきた。
犯人は現場にスマホを落としたことに気がついて、慌てて戻ってきたようだ。
そこでテツヤたちと鉢合わせしてしまったのだ。
一瞬にしてテツヤとカツユキの顔が青ざめる。
逃げようにも男の睨みが体中にがんじがらめに絡みついて、足が動かなくなってしまった。
呼吸が荒くなり、背中に冷や汗が流れていく。
「お前らここでなにしてた? まさか俺を捕まえるために警察を呼ぼうとしてたんじゃないよなぁ?」
男の声は粘ついていて絡みついてくる。
テツヤはその声を聞いているだけで腰から砕け落ちてしまいそうだった。
「ち、違います」
震える声で答えたのはカツユキだった。
カツユキだって全身を震わせているが、どうにか受け答えができている。
ジュンイチは真っ青でガタガタと震えている。
「こいつを落としてしまってね、戻ってみればお前らがいたんだ」
深く帽子をかぶった犯人が右手に持ったスマホを見せてきた。
犯人は現場にスマホを落としたことに気がついて、慌てて戻ってきたようだ。
そこでテツヤたちと鉢合わせしてしまったのだ。
一瞬にしてテツヤとカツユキの顔が青ざめる。
逃げようにも男の睨みが体中にがんじがらめに絡みついて、足が動かなくなってしまった。
呼吸が荒くなり、背中に冷や汗が流れていく。
「お前らここでなにしてた? まさか俺を捕まえるために警察を呼ぼうとしてたんじゃないよなぁ?」
男の声は粘ついていて絡みついてくる。
テツヤはその声を聞いているだけで腰から砕け落ちてしまいそうだった。
「ち、違います」
震える声で答えたのはカツユキだった。
カツユキだって全身を震わせているが、どうにか受け答えができている。