闇夜ヨルの恐怖記録 5
☆☆☆
ニナはみんなが帰宅した後、30分から1時間の練習をしているようだった。
それは恐怖中学校の最終下校時刻の時間だった。
2人一緒に練習していたが、ニナは教室に忘れ物をしてしまったと言って、アサミは1人で校舎を出た。
外はすっかりオレンジ色に包まれていて、グランドにも誰の姿も見えなかった。
こんな時間まで練習してたんだ。
ニナが練習している間アサミはケーキを食べたり、友達と遊んでいた。
部活が終わった後なのだからなにも問題はないはずなのに、なんとなく胸にひっかかる思いがある。
誰もいないグランドを突っ切って帰ろうとしたとき、西日に照らされてなにかが虹色に輝いた。
それはグラウンドの中央当たりにあり、アサミの足は自然とそちらへ向けられた。
なにか落ちているのなら拾っておかないと、明日の体育の授業とかでけが人が出てしまうかもしれない。
そう思って近づいて言った時、それが虹色に光る楕円形の種であることに気がついた。
「わぁ、綺麗!」
思わず手に取る。
それは小指の先くらいの小さなもので、すぐに無くしてしまいそうだった。
ニナはみんなが帰宅した後、30分から1時間の練習をしているようだった。
それは恐怖中学校の最終下校時刻の時間だった。
2人一緒に練習していたが、ニナは教室に忘れ物をしてしまったと言って、アサミは1人で校舎を出た。
外はすっかりオレンジ色に包まれていて、グランドにも誰の姿も見えなかった。
こんな時間まで練習してたんだ。
ニナが練習している間アサミはケーキを食べたり、友達と遊んでいた。
部活が終わった後なのだからなにも問題はないはずなのに、なんとなく胸にひっかかる思いがある。
誰もいないグランドを突っ切って帰ろうとしたとき、西日に照らされてなにかが虹色に輝いた。
それはグラウンドの中央当たりにあり、アサミの足は自然とそちらへ向けられた。
なにか落ちているのなら拾っておかないと、明日の体育の授業とかでけが人が出てしまうかもしれない。
そう思って近づいて言った時、それが虹色に光る楕円形の種であることに気がついた。
「わぁ、綺麗!」
思わず手に取る。
それは小指の先くらいの小さなもので、すぐに無くしてしまいそうだった。