闇夜ヨルの恐怖記録 5
『ニナさんも頑張っているけれど、ほとんどあなたに確定かもしれないわね』
あの言葉を思い出すと自然と頬がニヤけてしまう。
「でも、あれってニナにも同じようなことを言ってるんじゃない? 元気づけるためにさ」
「そうだとしても、腕前が全然違うじゃん。そのくらい先生だってわかってるって」
そうだろうか?
アサミはまだ練習を続けているニナへ視線を向ける。
ニナは昨日と同じようにただ黙々と、無駄話しもせずに熱心にフルートを吹く。
時折眉間にシワを寄せて楽譜になにか書き記し、額の汗をぬぐいながら。
「ね、今日はかき氷食べに行こうよ! 年中やってる美味しいお店があるんだって、友達に教えてもらった!」
サトコは強引にアサミの腕を掴んで歩き出す。
「あ、ちょっと!」
こけそうになったアサミは慌ててサトコについて行ったのだった。
あの言葉を思い出すと自然と頬がニヤけてしまう。
「でも、あれってニナにも同じようなことを言ってるんじゃない? 元気づけるためにさ」
「そうだとしても、腕前が全然違うじゃん。そのくらい先生だってわかってるって」
そうだろうか?
アサミはまだ練習を続けているニナへ視線を向ける。
ニナは昨日と同じようにただ黙々と、無駄話しもせずに熱心にフルートを吹く。
時折眉間にシワを寄せて楽譜になにか書き記し、額の汗をぬぐいながら。
「ね、今日はかき氷食べに行こうよ! 年中やってる美味しいお店があるんだって、友達に教えてもらった!」
サトコは強引にアサミの腕を掴んで歩き出す。
「あ、ちょっと!」
こけそうになったアサミは慌ててサトコについて行ったのだった。