闇夜ヨルの恐怖記録 5
☆☆☆
あの植物の効力は終わってしまった。
よりによって最悪のタイミングで。
翌日の水曜日アサミは肩を落として学校へ向かった。
授業を受けても全然頭に入ってこない。
先生の言葉は右から左へと流れて行くばかりでちっとも面白くない。
給食だってあまり味を感じないままだった。
こんな状態でフルートなんて吹けるわけがなかった。
アサミは給食を食べ終えた後1人で中庭へ向かった。
今日もとても天気が良くて降り注ぐ太陽光は眩しいくらいだ。
1人で木製のベンチに座ってぼんやりと白い雲を見つめていると、足音が近づいてきて顔を向けた。
そこに立っていたのは見知らぬ虹色のワンピースを着た女性で、年齢はアサミよりもずっと年上に見えた。
この人誰?
学校内に不審者が入ってきていると思い込んだアサミはとっさに立ち上がり、逃げられる体制を取る。
しかし、女性の顔がひどく悲しそうだったためすぐに逃げることができなくなってしまった。
あの植物の効力は終わってしまった。
よりによって最悪のタイミングで。
翌日の水曜日アサミは肩を落として学校へ向かった。
授業を受けても全然頭に入ってこない。
先生の言葉は右から左へと流れて行くばかりでちっとも面白くない。
給食だってあまり味を感じないままだった。
こんな状態でフルートなんて吹けるわけがなかった。
アサミは給食を食べ終えた後1人で中庭へ向かった。
今日もとても天気が良くて降り注ぐ太陽光は眩しいくらいだ。
1人で木製のベンチに座ってぼんやりと白い雲を見つめていると、足音が近づいてきて顔を向けた。
そこに立っていたのは見知らぬ虹色のワンピースを着た女性で、年齢はアサミよりもずっと年上に見えた。
この人誰?
学校内に不審者が入ってきていると思い込んだアサミはとっさに立ち上がり、逃げられる体制を取る。
しかし、女性の顔がひどく悲しそうだったためすぐに逃げることができなくなってしまった。