闇夜ヨルの恐怖記録 5
☆☆☆
「アサミ、部活行こうか」
放課後になると少し気まずそうな表情をしたサトコが教室に迎えに来てくれた。
アサミは驚きながらもサトコに駆け寄る。
「今日も遊びに行くんじゃなかったの?」
「行こうと思ってたけど、やめたの」
「どうして?」
「だって、昼休憩返上で頑張ってる人を見たら、自分だけサボルのもどうかなって思うじゃん」
サトコは気恥ずかしいのか目を合わせようとしない。
けれどその気持は十分に伝わってきた。
アサミは嬉しくなって思わずサトコに抱きついてしまう。
体のバランスを崩したサトコは慌てて壁に手をついてコケないように支えた。
「今度のコンクールで最後なんだもん。精一杯頑張らないといけないんだよね」
アサミは泣いてしまいそうになりながら何度も頷く。
卑屈になっていたサトコが前を向いてくれたことが嬉しくて仕方ない。
2人は今までと同じように肩を並べて部活へと向かったのだった。
「アサミ、部活行こうか」
放課後になると少し気まずそうな表情をしたサトコが教室に迎えに来てくれた。
アサミは驚きながらもサトコに駆け寄る。
「今日も遊びに行くんじゃなかったの?」
「行こうと思ってたけど、やめたの」
「どうして?」
「だって、昼休憩返上で頑張ってる人を見たら、自分だけサボルのもどうかなって思うじゃん」
サトコは気恥ずかしいのか目を合わせようとしない。
けれどその気持は十分に伝わってきた。
アサミは嬉しくなって思わずサトコに抱きついてしまう。
体のバランスを崩したサトコは慌てて壁に手をついてコケないように支えた。
「今度のコンクールで最後なんだもん。精一杯頑張らないといけないんだよね」
アサミは泣いてしまいそうになりながら何度も頷く。
卑屈になっていたサトコが前を向いてくれたことが嬉しくて仕方ない。
2人は今までと同じように肩を並べて部活へと向かったのだった。