闇夜ヨルの恐怖記録 5
☆☆☆
演奏はどうだったのか?
自分ではよくわからなかった。
ただ夢中になって吹いて、そしたらだんだん楽しくなってきて、気がつけば最後まで吹ききっていた。
部室内はシンとしていて拍手は聞こえてこない。
あぁ、やっぱり今の私じゃダメだったんだ。
そう思った次の瞬間だった。
割れんばかりの拍手が部室内に響き渡ったのだ。
アサミは驚いて部員たちを見つめる。
立ち上がって拍手している生徒もいれば、目尻に浮かんできた涙をぬぐっている生徒もいる。
アサミはその光景を信じられない気持ちで見つめていた。
だって自分の能力はもうないはずだ。
あれだけ心を震わせた演奏は、もうできない。
それなのに、どうして?
「アサミさんありがとう。2人共素晴らしかったわ」
先生に肩を叩かれてアサミはまばたきをする。
素晴らしかった?
本当に?
演奏はどうだったのか?
自分ではよくわからなかった。
ただ夢中になって吹いて、そしたらだんだん楽しくなってきて、気がつけば最後まで吹ききっていた。
部室内はシンとしていて拍手は聞こえてこない。
あぁ、やっぱり今の私じゃダメだったんだ。
そう思った次の瞬間だった。
割れんばかりの拍手が部室内に響き渡ったのだ。
アサミは驚いて部員たちを見つめる。
立ち上がって拍手している生徒もいれば、目尻に浮かんできた涙をぬぐっている生徒もいる。
アサミはその光景を信じられない気持ちで見つめていた。
だって自分の能力はもうないはずだ。
あれだけ心を震わせた演奏は、もうできない。
それなのに、どうして?
「アサミさんありがとう。2人共素晴らしかったわ」
先生に肩を叩かれてアサミはまばたきをする。
素晴らしかった?
本当に?