わけあってイケメン好きをやめました
「もしもし。円香、おはよう」
『おはよう、じゃないわよ。もうすぐお昼だよ?』
たしかにそのとおりだと、スマホを耳に当てながら笑いそうになった。
円香は昼間に働く社会人だけれど、私も利樹も“夜型”なので、どうしても朝は遅くなる。私たちは“朝”の感覚が一般とはズレているのだろう。
「利樹が泊ってたからね。もう帰ったけど。私も午後からバイト行かなきゃ」
『あの彼氏ね……言いたいことは山ほどあるけどまぁいいや。今夜飲みに行かない?』
「うん、いいよ。七時にはバイト終わるから、行こう!」
円香は利樹を良く思ってはいない。今夜も私の顔を見たら彼の悪口を言いたくなるのだろうと想像はつく。
だけど私にとっては円香も大切な友達なので、仲良くしていきたいのだ。
円香とはよく利用するオシャレな居酒屋で待ち合わせをした。
そこは大人女子に人気の店で、料理も女子ウケするものが多く、味もおいしい。
私たちはテーブルを挟んで座り、「お疲れ様」とビールで乾杯をした。
『おはよう、じゃないわよ。もうすぐお昼だよ?』
たしかにそのとおりだと、スマホを耳に当てながら笑いそうになった。
円香は昼間に働く社会人だけれど、私も利樹も“夜型”なので、どうしても朝は遅くなる。私たちは“朝”の感覚が一般とはズレているのだろう。
「利樹が泊ってたからね。もう帰ったけど。私も午後からバイト行かなきゃ」
『あの彼氏ね……言いたいことは山ほどあるけどまぁいいや。今夜飲みに行かない?』
「うん、いいよ。七時にはバイト終わるから、行こう!」
円香は利樹を良く思ってはいない。今夜も私の顔を見たら彼の悪口を言いたくなるのだろうと想像はつく。
だけど私にとっては円香も大切な友達なので、仲良くしていきたいのだ。
円香とはよく利用するオシャレな居酒屋で待ち合わせをした。
そこは大人女子に人気の店で、料理も女子ウケするものが多く、味もおいしい。
私たちはテーブルを挟んで座り、「お疲れ様」とビールで乾杯をした。