わけあってイケメン好きをやめました
そんな中、ある日突然大和さんがオフィスにいる私にコソコソと話しかけてきた。
なにか雑用でも頼みたいのかと思い、大和さんに誘導されるまま、外に出てエレベーターの奥にある人気のない場所まで移動した。
「あのさ、今度一緒にカラオケ行かない?」
「え?!」
イケメンミュージシャンから誘われてしまった。
そう勘違いしても仕方ないと思う。今のは大和さんの言い方が悪い。
「虹磨さんも一緒に」
「三人で……ですか?」
「うん、行こうよ。短時間でいいし。俺、歌うから」
“三人で”だから、デートの意味ではないとすぐにわかった。
元から大和さんにそのつもりはないと、彼の下心の無い表情で見当がついていたけれど。
「え、大和さんが歌ってくれるんですか? カラオケで?」
なにか雑用でも頼みたいのかと思い、大和さんに誘導されるまま、外に出てエレベーターの奥にある人気のない場所まで移動した。
「あのさ、今度一緒にカラオケ行かない?」
「え?!」
イケメンミュージシャンから誘われてしまった。
そう勘違いしても仕方ないと思う。今のは大和さんの言い方が悪い。
「虹磨さんも一緒に」
「三人で……ですか?」
「うん、行こうよ。短時間でいいし。俺、歌うから」
“三人で”だから、デートの意味ではないとすぐにわかった。
元から大和さんにそのつもりはないと、彼の下心の無い表情で見当がついていたけれど。
「え、大和さんが歌ってくれるんですか? カラオケで?」