❀馬淵優子―――探偵事務所―――❀
「なんだ?警視庁の一課長が・・・此処になんの用だ?」


「君は・・・激情派だな・・・」


「はぁぁぁ?何を言っている?」


「優子に一言言っておく・・・お前は・・・探偵事務所が良いのか?青森県警で働く気はないのか?」


「な・・・何よ・・・」



―――それは―――



「ありません!!!私には・・・探偵事務所が合っているんです・・・だから・・・」


「そうか!!!一緒に働けるようになれるのに、残念だ―――。」


それから、黒田蓮見は目を丸くすると、そのまま何処かに行ってしまった。

田中雄二と馬淵優子は顔を見合わせると、「なんなんだ?あいつ!!」と呟く。

本当に―――変わった人だ事。

< 155 / 940 >

この作品をシェア

pagetop