❀馬淵優子―――探偵事務所―――❀
「ち・・・畜生・・・この裏切り者―――。うぁぁぁぁ・・・」


馬淵優子は目の前に、しゃがみ込んだ。

それから、馬淵優子は「一課長・・・お父様!!!」と呟いた。

浅田涼子は無言のままで、その様子を見つめた。



「大丈夫か・・・優子・・・」



「大丈夫か?浅田涼子―――。怪我がなくて・・・良かった!!!」


「大山理恵も・・・危険な拳銃を発砲した―――。死にたいほど・・・悩みが合ったら言え・・・」


―――俺と・・・付き合おう。


彼女は泣きながら、彼に抱きしめられると、「ごめんなさい🙇・・・」と叫んだ。

その様子に、馬淵優子は無言だた。

御父様―――拳銃を使っていけない、そう言っていたのに―――。



『それは・・・お前を守るためだ・・・』



―――そうか・・・私の為・・・人を殺さなくてよかった。


全うに職務を来ないしていく。

黒田蓮見は抱きしめたままであり、浅田涼子は一杯泣いている。

自分も人殺しをしそうになったし、自分を責めてしまった―――この人のお陰で救われた。


自分を悪くレッテルを張れば、その通りになってしまう。

何があったかは聞かないが―――君も辛かったよね?

これからは、俺が相手になる。


―――俺を信じてくれ―――


―――貴方を?どうやって―――


「お前・・・お見舞いしている時、一瞬、可愛らしく見えて来た。だけど・・・それだけではない
。頭も良いし・・・器量も良い・・・ありがとう!!!」


―――は・・・蓮見君・・・


彼女は泣いており、蓮見は「よしよし」と言い、彼女を慰めて貰った。

浅田涼子は目を丸くすると、「ありがとう!!!」と満面な笑みを浮かべた。

それから、二人はニコッと笑い、黒田蓮見が手を差し出すと、ゆっくりと立ち上がった。



―――ありがとう!!!






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