❀馬淵優子―――探偵事務所―――❀
「馬淵優子って・・・どんな人かしら?」


浅田涼子は問い質してみると、黒田蓮見は目を丸くした。

馬淵優子は可憐で―――人の心を癒す事が出来るし、美人だし、その優しさにはまってしまった。

これをどう言おうか、迷っていた。



「そう!!!優しい事は・・・良い人よね?私も・・・もっと明るかったら・・・もっと・・・器用だったら・・・もっと早くに・・・彼氏が出来ていただろう。」



「君は・・・考えすぎだ!!!そんなことを考えないで・・・自分の気持ちを優先する。」



―――御父様・・・そうよね・・・




< 317 / 940 >

この作品をシェア

pagetop