❀馬淵優子―――探偵事務所―――❀
今、馬淵優子は何処かで監禁されていた。

馬淵優子は口にガムテープを付けられ、意識はあった。

此処は何処なのか?


其れより、自分は人を殺してしまった、父親に言われたことを思い出した。

それを思い出すと、じわっと涙を浮かべる。

自分を撃とうとしていた犯人は、目出し帽を被っており、男性だか女性だかわからない。


犯人は銃口を自分の頭に当て、今にも、発砲しそうだった。

自分は人としてやってはいけない事を、覚えていたはずなのに。

あの犯人を撃ってしまった。


「お前は・・・人を殺すのか?俺は・・・お前に・・・そうなってほしくない!!!」


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