❀馬淵優子―――探偵事務所―――❀
黒田は黒田で悩んでいた。

どうして、惚れた晴れたになり、彼女を泣かせてしまった。

黒田蓮見はどれだけ、浅田涼子が大事か分かった。


今、車を走らせており、崖上に車を止めており、海辺を見ていた。

さわさわ、と風が吹き抜けると、涙の痕があった。


「黒田・・・黒田蓮見・・・」


「な・・・何?」


「何?じゃないわよ!!!皆の所に戻るわよ!!!行きましょう?こんなところにいては・・・風邪をひいてしまうわ・・・」


「あぁぁ・・・分かった!!!行くよ!!」


「ありがとう!!!」


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