偏愛しましょう、そうしましょう
Ⅰ
プロローグ
「茅世」
「えーと? 蓮見くんだっけ……? なんで私の名前、呼び捨てにしてるの?」
「俺から茅世のことが好きだから」
何その理由にならない理由。
その日をきっかけに、クラスメートの蓮見くんは私に毎日大好き宣言をしてくるように。
「茅世、今日も可愛いね、大好き」
そう。いつもの真顔で、ポーカーフェイスで。
「今日も茅世が尊過ぎてつらい……」
そう。オタクのようなことを言いながら。
「茅世、好き、大好き、愛してる」
そう。毎日毎日、大好き宣言をしてくる蓮見くん。
もう、やめてくれないかね!
「えーと? 蓮見くんだっけ……? なんで私の名前、呼び捨てにしてるの?」
「俺から茅世のことが好きだから」
何その理由にならない理由。
その日をきっかけに、クラスメートの蓮見くんは私に毎日大好き宣言をしてくるように。
「茅世、今日も可愛いね、大好き」
そう。いつもの真顔で、ポーカーフェイスで。
「今日も茅世が尊過ぎてつらい……」
そう。オタクのようなことを言いながら。
「茅世、好き、大好き、愛してる」
そう。毎日毎日、大好き宣言をしてくる蓮見くん。
もう、やめてくれないかね!
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