愛して、芹沢さん

なんで？…、＿＿＿



「っ…」



……伊織…？


いっときすると画面は暗くなった。




見ると何回か電話をくれていたようだ。




なんだろう…？今更。



伊織と話すことなんてない、＿＿＿




この前そう伝えたはずなのに。




そうこうしていると、再び伊織の名前で画面が明るくなる。



「莉央？どうかした？」



柑奈の声に顔をあげて微笑む。





「ううん、大丈夫」



そのままスマホの電源を落とした。