愛して、芹沢さん
そして、わたしの中も芹沢さんでいっぱい。



行為が終わり、隣で眠る芹沢さんの横顔を見つめる。




やっぱりいつ見てもかっこいい。



多分わたし、この人のことなら一生愛せる。




芹沢さんの横顔にそう思った。





芹沢さんはどうかわからないけど、その時がくるまでこの場所はわたしだけのもの。



と芹沢さんの腕に絡みつき、幸せな気持ちに浸る。





「……み、お…」



…え?…みお?…って言った?


いや、莉央とみお…の聞き間違いかな?…



でも、芹沢さんがわたしを呼び捨てなんて珍しい。




気のせい、だよね!気にしないっ。


こんなに幸せな時間はもう崩せないから。




Ep.5【あの日】
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