愛して、芹沢さん

「あのっ、ほんとに……離してくださいっ」




どうしよう！？このままだと危険だよね！？



「大人しくしてくれたら痛いことはしないから…ね？」


「っ…」




この人たちに逆らったら何されるかわからない。



ここは大人しく従って、様子見て逃げ出そう。





と抵抗する力を弱めると「いい子だね」と頭に手が伸びてきた。



そっと撫でられる感触が気持ち悪い、＿＿＿




芹沢さんの手とは全然違う。



もう、あの手に触れられることはないんだよね。





落ち込む気持ちを必死に隠していると…、＿＿＿



「汚い手で触んな」



と横から伸びてきた腕にドキッとする。




この声は…、＿＿＿