愛して、芹沢さん
「で?あんたも理一が好きなの?」


「え、___」






まさかここで話しを振られるとは。




それもその質問はちょっと答えづらい。






「本当のこと言っていいんだよ?」



隣から聞こえた優しい声に俯く。





本当の気持ち?…



好き、___





って答えていいってこと?





いや、違うな。





「芹沢さんのことは大好きです」


「…えぇっ!?…」


「えっ?、___」





わたしの言葉に立ち上がってしまう程驚いている芹沢さんに、わたしが逆に驚く。
< 312 / 483 >

この作品をシェア

pagetop