愛して、芹沢さん
だって今、涙が出そうなくらい幸せだから。





「あ、悪いんだけどもう少しだけ待っててくれる?そろそろ顔出し行かないとやばそう」


「それはお構いなくどうぞ。みんな待ってると思います」


「すぐ戻るね」


「はい」







部屋を出て行った途端、一気に静かになる社長室。





…っ…わたしここで芹沢さんと…!!






なぜか急に恥ずかしくなり、ソファから離れた。





芹沢さんが望んだこととは言え、こんな場所でしてしまうのはさすがにダメだったよね。





…反省だ〜。






と頭を抱えた時、___





カバンの中で震えるスマホ。
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