愛して、芹沢さん
急いで取り出すと…



「風ちゃん…?」






相手は風ちゃんからだった。






「もしもし風ちゃん?」


『莉央…』


「どうしたの?」


『あ〜うん…さっきのこと謝りたくて』


「さっき…?」


『りっくんに悪態ついた感じになったからさ…怒ってない?大丈夫?』


「芹沢さんなら大丈夫だよ。それに風ちゃんの気持ち嬉しかったから…ありがとう」







わたしを思って言ってくれたんだもんね。





『いつか謝る機会あれば直接謝るけど、とりあえずそれまでは莉央から謝っといて?』


「うん、わかった」


『じゃ、また明日』
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