愛して、芹沢さん
ここ、公共の場……



でも、今日だけは許してもらおう。






そのままキスを受け入れた。




場所が場所なだけに、もちろんフレンチキスだったけど、唇が重なっていた時間は長かったように感じた。







この上ない幸せの中、引っかかるものが一つ。




それは芹沢さんの親だ。





プロポーズの返事をしたはいいけど、芹沢さんの親が認めてくれない限り、わたしは芹沢莉央にはなれないはず。




芹沢さんはどう対応するつもりなのかな?





という疑問と不安が夜空へと浮かんだ日、___






Ep.10【プロポーズ】
< 435 / 483 >

この作品をシェア

pagetop