愛して、芹沢さん
もしかして芹沢さん、わたしの返事に気づいてる?…


「今ここで莉央ちゃんから振られたとしても、僕、諦めきれる自信ない。僕の中で莉央ちゃんの存在が日に日に大きくなってて…正直、僕自身も驚いてる」




あ、同じだ。


今、芹沢さんが言ったことはわたしも全く同じ。



わたしの中でも芹沢さんの存在は大きくなってるし、そんな自分に一番驚いているのはわたし自身。




「…ってさすがにうざくて重いよね!ごめん。今のは忘れて?……あ〜僕ももう少し若かったらな〜…初めて自分の年齢を恨むよ」



と笑いながら、ポトフを食べ始めた。




「うん、やっぱりすごく美味しい」


「っ……」





芹沢さんはあっという間に完食してくれた。
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