愛して、芹沢さん
「遠回しでも言い出しのは風太じゃん!傷つけたのは風太だよ」
「え?ま、そうだけど……でもっ、りっくんに限ってそれはあり得ないって前置きしたし!ね、莉央、大丈夫だよ」
と優しくて温かい風ちゃんの手が肩に伸びてくる。
「てか、そのりっくん呼び!芹沢さんに失礼だから辞めなって言ってるよね?相手は社長だよ?失礼にも程があるからね」
「でも、このほうが距離感じないじゃん?」
「風太と芹沢さんに距離もなんもないでしょ」
「いやいや、りっくんは莉央の彼氏だから、俺は莉央の友達として、その距離はあるよ」
「は?何言ってんの?」
柑奈と風ちゃんのやり取りはいつもこんな感じ。
風ちゃんが呼ぶりっくんとは、芹沢さんの下の名前からきている。
芹沢理一、せりさわりいち…で、りっくん。
「え?ま、そうだけど……でもっ、りっくんに限ってそれはあり得ないって前置きしたし!ね、莉央、大丈夫だよ」
と優しくて温かい風ちゃんの手が肩に伸びてくる。
「てか、そのりっくん呼び!芹沢さんに失礼だから辞めなって言ってるよね?相手は社長だよ?失礼にも程があるからね」
「でも、このほうが距離感じないじゃん?」
「風太と芹沢さんに距離もなんもないでしょ」
「いやいや、りっくんは莉央の彼氏だから、俺は莉央の友達として、その距離はあるよ」
「は?何言ってんの?」
柑奈と風ちゃんのやり取りはいつもこんな感じ。
風ちゃんが呼ぶりっくんとは、芹沢さんの下の名前からきている。
芹沢理一、せりさわりいち…で、りっくん。