君と出会えたことに感謝
「んっ、、、」

目を開けると、そこには真っ白な天井が広がっていました。

「ゆ、う、、?」

声が聞こえた方を見ると兄がいた。

「洸兄、?」

声をかけると兄はほっとし、笑顔を見せた。話によると、私はお母さんに暴力を受け学校に行きそこで倒れ病院で2日間眠っていたそうだ。

「洸兄、お父さんは?」私はそう聞いた。

「もうすぐ仕事が終わってこっちに向かってくる頃だと思うよ。俺は今から仕事あるから帰るけど、何かあったら先生呼ぶかなんかしろよ?」

そう言って兄は帰って行った。その数分後、お父さんが到着した。

「雪羽、目が覚めたのか。よかっ・・・」

私はお父さんの話を遮った。

「ねぇ、お父さん。お願いがあるの。」

お父さんはビックリしていた。だって、私がいつも願い事を言ったりわがままを言ったことがなかったからだ。

「どうした?雪羽。」

私は初めてのお願いをこれに使うことを決意してお父さんに言った。

「お母さんと、離婚して欲しい、。それから、
学校転校して一人暮らしがしたい。」

お父さんの答えはただ1つ、許可をしたのだった。私は次の日学校へ転校手続きをしに行った。
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