地味子な私が猫被りな御曹司と無表情な同級生にに溺愛されています。2
「あれ?もういいの?」
瑠斗さんが私に問いかける。
「す、すみません!こんなになでちゃってて…嫌でしたよね。」
「いや?まあ……少し考えてたのとは違う結末だったけどね。」
ひぇっ…。やっぱり嫌だったんだ…。
「すみません…。」
「いや、いいんだよ?むしろ嬉しかったし。ね?」
瑠斗さんは子供をなだめるような口調でそう言った。
「はい…なでさせてくれてありがとうございました。」
「どういたしまして。」
瑠斗さんはニコッと笑った。