地味子な私が猫被りな御曹司と無表情な同級生にに溺愛されています。2


「自分が死ぬより時雨くんが死んじゃう方が怖い。」

さっき上で銃声を聞いたとき。

時雨くんか死んでしまってるのではないかと思ってすっごく怖かった。

あの時に比べたら今のこと何でへでもない。

「大事な人を失いたくないの。」

もしもでも嫌だ。

それだけ時雨くんが私の中で大きいんだ。

「時雨くんを傷つけたら時雨くんの家族だとしても許さないんだから!」

私は時雨くんの手を握りながらそう言った。

「まあ、そんなことどうだって良いけどね。」

そう言うと銃の金具を触る音が聞こえる。

っ!?

「自分が死ぬより時雨が死ぬ方が怖いんだよね?」

確かにそうだけど…死にたいってことじゃない…。

「じゃあ、ばいばい」

っ!!

バンッと倉庫には銃声が響いた。

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