地味子な私が猫被りな御曹司と無表情な同級生にに溺愛されています。2
帰宅
家へ
その後、瑠斗さんと一緒に止めてあった車に乗って家まで送ってもらった。
家に入ろうとドアを開けるとお母さんに抱きつかれた。
「お、お母さん?」
「真彩…誘拐されたって聞いて…本当に…」
お母さんの肩を震えていた。
きっと泣いているんだろう。
お母さんの温もりを感じて私も不思議と涙が出た。
「心配掛けて…ごめんなさい。…さがしてくれてありがとう…。」
私はお母さんを抱き締め返した。
「真彩…」
お母さんの後ろからお父さんの声も聞こえた。
「…家に入りなさい。今日は疲れてるだろう?」
お父さんは少し目に涙を浮かべてそう言ってくれた。
「ありがとう…」
よかった…帰ってこれたんだ…
私は両親の姿を見て安心したのかそのまま意識を失った。