ひととせと、マタタビ



「とりあえずしていいですか」


「いいよ」






特に何もセットしていないフワフワした黒い髪は愛らしいし、
整った顔立ちをしていて加えて人気者なのに目立つのが嫌いなのも萌える。



普段はクールを気取る彼だけど、私のことが好きでしょうがないって顔に出てるのが、叫ぶほど愛おしい。







―――何が言いたいかっていうと、今日も大好きって事。








「あっ、今日から三日間じゃなくて明日から三日だよ。だってもう今日終わっちゃうから!」



「今まで生きてきた中で一番どうでもいい情報だった」



「奏多の17年間のいちばんもらえたの嬉しい」



「うんもういいや」

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