アクセサリーは 要りません
ブランチデート
1デートまでーSide惠美里
「じゃあ、ここで良いよ。
俺が出たら直ぐに鍵しめて。
その音聞いたら帰るから」
なぜ?オートロックだから下まで見送りたい。
「え?でも見送りは?」
「ここで充分。
そんな顔せず笑顔で見送って。
じゃあお休み」
え?どんな顔してるの私?
山口先生は靴を履き終わって、ドアを開けた。外の風が入ってきて、さっきまで2人っきりだったんだと知った。せめて笑顔で見送ろう。
「おやすみなさい」
そう言うとドアが閉まったので、鍵をかけたら足音が遠のいた。
思わず、玄関のその場に座り込んだ。
今更だし、今頃気づいてどうする?だけど大失態だ。男の人を家に入れるなんて。山口先生が良い人で良かった。お父さんみたいな人だったら大変だ。でも、それは私に「魅力がない」だけ?
俺が出たら直ぐに鍵しめて。
その音聞いたら帰るから」
なぜ?オートロックだから下まで見送りたい。
「え?でも見送りは?」
「ここで充分。
そんな顔せず笑顔で見送って。
じゃあお休み」
え?どんな顔してるの私?
山口先生は靴を履き終わって、ドアを開けた。外の風が入ってきて、さっきまで2人っきりだったんだと知った。せめて笑顔で見送ろう。
「おやすみなさい」
そう言うとドアが閉まったので、鍵をかけたら足音が遠のいた。
思わず、玄関のその場に座り込んだ。
今更だし、今頃気づいてどうする?だけど大失態だ。男の人を家に入れるなんて。山口先生が良い人で良かった。お父さんみたいな人だったら大変だ。でも、それは私に「魅力がない」だけ?