アクセサリーは 要りません
「魅力がない」と言う言葉が、洗い物をしていても、お風呂に入っても、歯磨きしても、ベッドに入っても私の頭から離れなかった。木曜日どこが良いかスマフォで色々調べた。その後山口先生は勤務だから、遠くへは行きたくない。ゆっくりできて、のんびりお喋りできたら、それで良いような気がする。

うちに来てもらうのが1番良いのだけれど、それもなぁ。猛反省した後だし、次何もないのも悲しいし、あっても困るし。え?無いのは悲しいの?うーん。でも魅力ないし大丈夫か?

決まらないまま火曜日の朝になった。

今日は山口先生はお休みだし、学校で顔すら見ることもできないんだな〜そう思いながら校門にいる守衛さんに挨拶して、校内に入った。ここを右手に曲がっていくと住居棟とグラウンド、校舎は左側にあり、食堂、寮と奥に広がる。
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