アクセサリーは 要りません
夕方、終礼を終わらせて職員室に戻るときに、遠回りして渡り廊下に出たら反対側から誰かが歩いてきた。体育の先生?短パンのジャージ姿だ。

「お疲れ様です」

「あ、お疲れ様です。
よくここにいらっしゃいますよね。
お気に入りの場所を
邪魔しちゃいましたか?」

「いえいえ、大丈夫ですよ。
ごめんなさい、私、新任で未だ
皆さんのお名前とお顔
一致していなくて。
英語科の宇部と言います。」

「2,3年の寮スタッフの福岡です。

自己紹介見てましたよ。
3年A組の副担任なんですよね?
俺、この寮2年目なんですよ。
なので、3年生と2年目なんです。
生徒の情報共有とかできますし、
もし良かったら先生の休みに
ご飯でも行きません?」
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